中国の株の暴落は何が原因なのか?

昨年来から急騰していた中国株が約30%下落してしまい世界的な株価下落を招いています。

中国政府も政策というよりは、なんでもありの様相を呈しておりやっとこ支えているのが現状のよう。

中国で今、問題になっているのはマンション投資をめぐるトラブル
不動産価格が下落したことで建設中のマンションなどが途中で停止し投資家たちに返済できない状態に陥っています。

これはなかなか深刻な問題のようで高利で集めた投資資金がマンションの頓挫により金利を含む元金も返済されていないらしい、中国政府もこのような火種を解決しない限り新たに投資する人が増えるとは思えがたい。

それと信用取引が過熱気味となり政府が売買規制を強化したことにより信用取引をしていた投資家たちがパニックとなり一気に売り一色の展開になってしまったのも一因。

中国市場の特徴として個人の投資家が多くプロの機関投資家が少ないということ。
投資知識が乏しいため相場が一方向に流れやすいのが特徴ということ。

中国政府の対策

・金利を下げてお金が流通しやすいようにした
・IPOの一時停止
・株式ファンドを証券業界へ買わせる

そして一番、驚いたのが「売りの停止

そりゃ~売らなきゃ株は下がらんが、これってアリなんですね中国は・・・

日本では反則技に近い手段ですが株価先行を優先する中国ならではの離れ業でしたね。

中国株式の今後

まだ売買停止中の銘柄もあり今後の展開は見極めが難しいとされていますが、上海エコノミストは、政府はあらゆる対策を講じたので回復に向かうと、楽観的に見ている方が多いようです